【Vol.8】コピー用紙の裏紙と緩衝材の古紙から見つけた、自分の脳が機能するトリセツ

なぜ、みんなのように「普通の手帳」が使えないんだろう?

「高級な手帳や、おしゃれなノートを買ったのに、何も書けないまま1年が終わってしまう……」
「周りのみんなはスケジュール帳やデジタルツールをスマートに使いこなしているのに、私はどうしても続かない」

そんな自分を前にして、「なぜ、私は周りの人たちのようにできないんだろう?」と、答えの出ない問いを自分に投げかけて、静かに落ち込んでしまうことはありませんか?

実はそれ、あなたの努力が足りないからでも、怠けているからでもありません。

「きれいなノート」には書けないけれど、「捨てられる裏紙」なら無限に書ける

会社員時代、周りの同僚たちは当たり前のように会議用ノートを持ち歩き、テキパキとメモを取っていました。会社支給のノートですから、無料で何冊でも使い放題です。
しかし、私はなぜかそのノートを使うことがどうしてもできませんでした。ノートを開いても、”書けない”というか”書きたくない”のです。

学生時代のように、黒板の文字をそのまま写す(板書する)のなら、ノートにも抵抗なく書けたのです。けれど、社会人になって「自分のアイデア、これからの計画、備忘録」など、何もない白い紙の上に自由に何かを書かなければならなくなった途端、どうしてもきれいなノートに書きたくなくなってしまったのです。

そんなある日、オフィスのミスプリント(コピーの裏紙)が専用ボックスに山ほど捨ててあるのが目に入りました。
機密情報がないものを見繕って、A4サイズを十数枚、お気に入りのクリップで左上をまとめてメモ用紙にしてみました。一番上の用紙に書き終えたら、一番下へ回す。白紙がなくなれば足していく。ただそれだけの、手作りの裏紙メモです。

そこにお気に入りのペンシルホルダーに入れた、少し古くて短くなった鉛筆で、自由に書きなぐり始めました。

これは、小さくて上品な「市販のノート」の枠の中では、どうしてもできないことでした。

しわしわの古紙、お気に入りの鉛筆と定規。五感が喜ぶ、私だけの「集中スイッチ」

今、当時の自分を振り返ると、私の脳(ADHD/HSPの特性)が最も心地よく、クリエイティブに動くための条件がすべて揃っていたのだと分かります。

枠線やルールに縛られない「罫線のない白紙」であること。

■A4サイズを横向きに使うことで、PCやスライドのように視覚的に「空間」を広く捉えられること。

鉛筆と紙がこすれ合う、ざらついた心地よい摩擦感。

そして現在、自宅ではさらに進化した「お気に入り」があります。

しわしわの古紙をアイロンをかけるように丁寧に手で伸ばし、お気に入りのペーパーナイフでカットする。この作業自体が、私にとって頭をからっぽにする「瞑想」のような、とても心地よい時間になっています。


そうして切り分けた古紙に、硬めの鉛筆(FABER-CASTELL)を使って、定規で罫線を引いていく。

そのときの「サラサラ、ザリザリ」という五感に響く感覚が、私の散らかりがちな脳をスーッとクリアにしてくれます。

実は、この「罫線を引く」という一見無駄に見えるシンプルな作業が、私の日常を大いに救ってくれています。

たとえば、勉強の動画を見ているとき。そのまま画面を見ていると、脳内でいろんなアイデアや雑念が次々に湧いてきて、どうしても別のことをしたくなり、目の前の動画に集中できなくなってしまいます。

もう少し厳密に言うと、動画を見ていて、退屈感や他のことを考えそうな予感がするほんの少しの間の時に罫線を1本か2本引きます。

そうすると、余計なことが湧いてこないので、動画の内容を落とすことなく視聴が続けられます。

あなただけのオーダーメイドの環境を、一緒に作りましょう


世間一般の「スマートなやり方」や「正しいタスク管理」に、自分の心や脳を無理やり合わせようとしなくていいのです。

周りから見れば、不器用で遠回りに見えるやり方かもしれません。
でも、しわくちゃの古紙を切る感覚に心が落ち着き、定規で線を引くことで初めて目の前の作業に集中できる。それこそが、私の脳に一番しっくりくる「世界にひとつだけのオーダーメイドの環境」です。

「どうしてもできない」の裏側には、あなただけの「五感のこだわり」や「クリエイティブの種」が必ず隠れています。

世間のやり方に自分を合わせるのではなく、あなたの脳が『あ、気持ちいいな』『これなら安心だな』とリラックスでき、あなたが最も動ける、あなただけのオーダーメイドの工夫を、コーチングセッションを通じて一緒に見つけてみませんか?

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