【Vol.2】心が限界になる前に。苦しいときこそ『誰かに話を聴いてもらう』本当の効用

こんにちは。原 登志文です。
「毎日、職場に行くのが本当に辛い……」
「上司の言葉に怯えて、自分が悪いんじゃないかと責めてしまう」
そんな風に、職場のパワハラや人間関係に悩み、一人で限界まで抱え込んでいませんか?
周りはなかなかその苦しみに気づいてくれないし、相談しても「気にしすぎだよ」と言われてしまうかもしれない。そう思うと、ますます孤独を感じてしまいますよね。
実は、私の大切な元同僚も、同じようにパワハラに悩み、誰にも言えずに一人で耐え続けた人がいました。
病院に行く気力も失せ、ただ、「もうだめです」とつぶやくだけでした。
私が元同僚の話を数時間に渡り聴き続けたところ、少し動く力が出てきたのか、自ら精神科を受診することができました。そして、「適応障害」という診断を受けましたが、会社を休むことなく自ら進みたい方向へ異動していき、その後はしっかりと活躍するまでになりました。
真面目で、責任感が強い人ほど、「自分がもっと頑張れば」「私が未熟だから」と心に蓋をして、一人で抱え込んでしまいがちです。
でも、心が限界を迎える前に、どうか試してみてほしいことがあります。
それが、「誰かに話を聴いてもらうこと」です。
■ 綺麗に話さなくていい。すべてを言葉に出してみる

「話を聴いてもらう」というと、ただの愚痴のように思えるかもしれません。
でも、そこには心を回復させるための、とても大きな効用があります。
まずは、あなたの内側にある苦しさや、やり切れない気持ちを、できる限りすべて「言葉」として外に出してみてください。
「うまく説明しよう」なんて思わなくて大丈夫です。
同じ言葉が、何度繰り返し出てきてもかまいません。
心の中に溜まった澱(おり)を、まずはすべて出し切る。
実は、綺麗に整えられていない言葉の中にこそ、あなたの本当の気持ちが隠されています。
■ なぜ「自分一人」では解決できないのか?

「自分の中にある悩みなんだから、一人で考えて整理した方がいい」
そう思う方も多いかもしれません。
しかし、深く傷ついているとき、心には頑丈な「蓋」が閉まってしまいます。
この蓋は、自分一人ではどうしても開けられないことがあるのです。
だからこそ、「他人との会話」が必要になります。
否定せずに聴いてくれる相手に話すことで、不思議と自然にその蓋が開いていきます。
そして、すべてを出し切ったその先に、「私は本当はこうしたかったんだ」「こう言いたかったんだ」という、あなたの本来の気持ちがようやく姿を現してくれます。
■ 自分を「承認」することから、物事が動き出す

もし、本来の気持ちが見つかったら。
それが「やりたいこと」だったら、自分にやらせてあげてください。
「言いたいこと」だったら、相手を傷つけない方法で、伝えてみてください。
そして何より、見つかった自分の気持ちを「そうだよね、辛かったよね」「本当はこう思っていたんだね」と、自分で認めて(承認して)あげてほしいのです。
けれど、一人きりの暗闇の中にいるときは、なかなか自分を承認することすら難しいこともあります。
そんな時こそ、誰かに話を聴いてもらうというサポートを頼ってください。他人に聴いてもらうことで、自分の気持ちをぐっと承認しやすくなります。
自分の中にある本当の気持ちに気づいて、承認すること。
そこから、止まっていた物事が少しずつ、確実に動き始めます。
■ 今、フリーズして動けないあなたへ
苦しいこと、悩んでいることの渦中にいるときは、絶望しか見えないかもしれません。
でも、その強い痛みから、本当に自分が進みたい方向(本来の願い)が見えてくることがよくあります。
今、何かに悩んでいて、頭がフリーズして動けないとき。
何も手につかないとき。
何か怖くて一歩が踏み出せないとき。
まずは、友人や家族でも、専門のカウンセラーでも構いません。信頼できる誰かに、その胸の内をそのまま話してみることから始めてみませんか?
あなたの心の蓋が少しずつ開き、本来の輝きを取り戻せるよう、応援しています。


